
数字で物を考える大切さ
私のことを知っている人がいれば、もしかしたら、とても感覚的な人間だ言われると思います。 どちらかというと、行動派です。 でも、社会人として歩みを進めていく上で、ビジネス上で数字で考える感覚がとても大切だということを知り始めました。 例えば、店舗型のビジネス(例えば焼肉屋さん)で、、、 「最近売上が落ちているんだけど・・どうしてだろう?」と考えます。 すごい基本的なところから言えば、 客数が落ちているのか 客単価が落ちているのか もしくは、ある特定の商品が売れなくなっているのか? といった、パーツに分けて分析してみます。 仮に、 金曜日と土曜日が昨年対比で、客数が20%落ち込み、客単価は減っていないという事がわかったとします。 では、どうして金曜日と土曜日の落ち込みが激しいのかを周辺に調査して回ります。 そうしたら、隣町のレストラン街が、何らかの集客施策を開始しており、にかけられているためだということを突き止めれるかもしれません。 その対策として今度は、ブレーンストーミングをします。 ①価格競争に挑む ②より付加価値を出したメニューを展開する。 ③スペシャル企画を立てる などなどの案が出てきて、実際にどれをやるかを意思決定します。 対策も駄目なら、次へと次へとチャレンジします。 特に、物事を改善したり、問題点を分析するときに役立つと思っております。 少しテーマは変わりますが、最近は日本の食料問題や自給率問題が取り立たされています。 「日本人は安全に気を使う割りに、安いものばかりかって、外国のものばかり買っているから、自給率がへっていくんだ!」見たいな風潮があると思います。 僕はこういう風には思っていません。 日本は先進国の中でもエンゲル係数は高いほうであって、食通な文化を象徴している結果が出ています。 手元にある資料だと、、、 ちょっと古いですが、 (2000年) 日本 14.7% アメリカ 7.2% カナダ 9.9% イギリス 9.7% フランス 14.2% イタリア 14.4% 韓国 15.3% この結果を見ると、日本人は決して食費を切り詰めているという感じではないですよね。 これ以上この問題に対しては深堀りはできないですが(調べてないので) 問題として考えられるのは、 ①日本人のカロリー摂取量が以前より増えてきているため、自給率が下がっている。 ②減反政策している割りに、他の農作物に切り替えられていない。 ③外国のものが安すぎたので、日本で農作物を頑張って作ろうとしていない。 ④食べ残しをしまくり、無駄が多い=食材の適切利用 上記のようなことが考えられますが、後で調べたところによると、カロリー摂取量自体はヘルシー志向に伴い決して増えているわけではないらしいです。 ②~④の問題が複合的に絡んでいる気がします。(これ以上は調べていないので、悪しからず) 話は、農業の問題に切り替わってしまいましたが、②~④に対する対策を考えることで、自給率アップのための切り口が見えている気がします。 ということで、日ごろから物事の数字・データを見る癖をつけなければならないと思います。