格差について考えてみる。

相変わらず池田信夫さんのコメントはその通りだと思う。

 世界的な格差拡大の原因は、二つあると考えられている。一つはIT(情報技術)の普及によって知的労働者の情報生産性が上がったため、それに対応して高級ホワイトカラーの賃金が上がる一方、単純な事務作業がコンピュータに代替されて、ブルーカラーの賃金は下がったのである。逆に日本でこういう格差が広がっていないのは、雇用慣行が硬直的なためにITによる業務の合理化が進んでいないことが原因と考えられる。したがって成長率も上がらないわけだ。

 もう一つの原因は、グローバル化による新興国との競争で単純労働者の平均賃金が下がっていることだ。日本で起こっている「デフレ」の最大の原因は、実はこれである。中国のGDPは今年、日本を抜くとみられているが、人口は10倍だから、一人あたりGDPは日本の1割である。これが日本に追いつくには、少なくとも20年はかかると推定されている。逆にいうと、今後20年間は、日本の賃金は中国に近づく(下がる)傾向が続くわけだ。


http://newsweekjapan.jp/column/ikeda/2010/04/post-160.php

非常に要点が整理されてあって誰でも何で格差が広がっているように見えるかというのが上記だと思う。

池田さんの指摘にもあるのですが民主党が小泉政権のせいで格差が拡大したなんて、そんな話単なる相手を非難することで伸し上がるという政治的なパフォーマンス以外の何ものでもなかったわけですね。

日本人のようにグローバル化されていない国は、自分たちだけ高級で物価が高い生活をしていたわけです。これまで(というか現在も)安い中国人やベトナム人の人件費を使って、いい生活を満喫してきたってことですね。
ただ、この均衡化(中国人・ベトナム人の給料のアップ)と日本人の給料が近づいていくって言うのはやっぱり避けて通れるわけではないですよね。

川は川上から川下に流れるのが当たり前のように、人件費も賃高から賃下に流れていくわけです。

だからこそ、われわれ日本人は日本人の優位性を発揮して世界と融合していかなければならないと思うんですよね。

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